柏市・流山市・野田市 人とお金の専門事務所えみたすの大森です。
全国的に緊急事態宣言が解除されたものの、新型コロナウイルス
感染症は、採用市場にも大きな影響をもたらしています。
大手企業の対応もさまざまで、JALグループは2021年春入社
の新卒採用を中断することを発表しました。
当初の予定では600人弱を採用する予定でしたが、グループ各社
の採用も中断するとのことです。
同じく航空大手のANAも5月初旬に新卒採用を中断することを
発表しています。
やはり、人の移動が制限され、外国の方の動きもなくなりました
ので、その影響は甚大だということがわかります。
また、トヨタ自動車は、オンライン面接を導入するとしています。
この2021新卒採用においては、一度も直接顔を合わせることなく、
オンライン上の面接だけで内定まで行うようです。
本当にオンライン面接だけで、その人の人となりがつかめるのか、
実際に会ったときの、人と人だからこそ感じられる肌感のような
ものもあるのではないか、と考えさせられます。
しかしながら、トヨタクラスの規模の会社になると、
・遠隔地や海外にいる学生さんともコンタクトがとれる
・大量のエントリーの中から、採用選考を行ううえで、
時間を無駄にせず、効率的に選考できる
・会社も学生さんも、時間と場所の融通がきく
といったメリットのほうが大きいのでしょう。
「直接会うことのない採用」が良い意味でもそうでない意味でも
どのような影響を及ぼすのか、今後も着目していきたいところです。