-知識を知恵に- 12の能力編② CC

前回に引き続き、CDA(キャリア・デベロップメント・

アドバイザー)が修得するべきとして示されている12の

能力を見ていきたいと思います。

 

7.テクノロジー

 ウェブサイトやコンピュータを利用したサービスや

 データベースを理解し、これをクライエントとともに

 効果的に利用することができる。

 

これからはAIの時代と言われており、多くの仕事が

AIに取って代わるとされています。キャリアコンサル

ティングの領域において、どこまでAIが行えるもの

なのか未知数ですが、クライエントの感情に寄り添い、

ともに経験を見つめ、自己概念の成長を促すような働き

掛けを行うというのは、人間どうしだからこそできる

ことだと思います。

また、AIに限らず、たとえば仕事を変えたいと考えている

クライエントのお話をお聞きしたときに、その仕事に

ついて調べるといった場合にも、インターネットは有効です。

 

8.労働市場情報および資源(リソース)

 キャリア情報や労働市場情報を自ら理解するとともに、

 ほかの人がこれを理解したり見つけ出したりすること

 を助けることができる。

 

前回触れた法律に関する知識もそうですが、現代の労働

市場に精通していることは、キャリアコンサルタントと

して大きな強みになります。

働き方改革はこれから大きな転換期になり、また、企業の

人手不足は喫緊の課題となっています。

 

9.求職活動のスキル

 求職や就職の方策を知り、それをクラエントに教える

 ことができる。

 

求職・就職活動の方法は、時代の変化やテクノロジーの進化

とともに変わっていきます。たとえば、新卒採用において、

少し前までは就職サイトを使うことが一般的でしたが、

最近ではスカウト型のものや、イベントを活用した求人

など、個人に焦点を当てた採用活動を行う企業が増えて

きています。それらを学び、知っていることは、クライエント

の選択肢の幅を広げることに繋がります。

 

10.トレーニング

 クライエントがグループである場合の教え方やテクニック

 を駆使し、サービスを提供することができる。

 

多くの場合、キャリアコンサルティングは、クライエントと

キャリアコンサルタントが1対1で行いますが、時には複数人

を相手にキャリアコンサルティングをしたり、キャリアに関

する研修や講義を行うこともあります。

1対1の場合と異なり、複数人の考え・意見・気持ちに目を向け

て進めなければならないという難しさがあります。

 

11.プログラムの管理と実施

 特定のクライエントやグループに対してサービスを提供する

 ためのプログラム立案に参画し、その実行や評価を支援する

 ことができる。

 

10に続いて、キャリアコンサルタントは自身が行うコンサル

ティングや研修・講義を体系化し、管理する必要があります。

また、他のキャリアコンサルタントと協働し、その内容を充実

させていくことも求められています。

 

12.普及とPR活動

 キャリアコンサルティングというサービスの普及とPR活動

 を支援することができる。

 

2016年4月に国家資格化されたことで、キャリアコンサルタント

に注目が集まりました。その後、セルフキャリアドック導入

の促進が図られたり、キャリアコンサルティングという言葉を

目にする機会も増えてきました。

ただ、まだまだキャリアコンサルティングをご存知ない方も

多くいらっしゃいます。

キャリアコンサルティングが多くの方に知られ、その有用性

が広がり、1人でも多くの方にキャリアコンサルティングが

利用されるようになるため、1人ひとりのキャリアコンサル

タントの公正で積極的な活動が期待されています。

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