社労士としてどう生きるか ~専門性の細分化

最近話題になった本「君たちはどう生きるか」をご存知でしょうか。

 

メディアでも取り上げられていたので、お読みになった方も多い

ことと思います。

 

物語では、中学生の主人公が日々の学校生活を通して得た実体験と、

叔父さんからの様々な教えを受けて、物事の捉え方、考え方を

学んでいくストーリーなのですが、大人が読む場合は、自身の

これまでの経験や価値観と照らし合わせながら読むと、気づか

されることが多いなと感じました。

 

なかでも、主人公の潤一が、家にあった粉ミルクの缶を見て、

オーストラリアの牛から、人の口に粉ミルクが入るまで、

様々な仕事をする人々がかかわっていることを発見し、網目の

法則と名付けた発見をする場面があります。

それに対し、叔父さんがそれは「生産関係」であることを教えて

います。

 

インターネットの普及やグローバル化といった社会の急速な

発展に伴い、これまで考え付かなかったようなビジネスが

思いもよらないニーズに対応し、成功を収めているケースが

ままあります。隙間産業と呼ばれることもありますが、画一的な

生産活動では対応できないニーズにきめ細かく対応すること

で、新たな消費者を獲得しています。

 

私は2017年4月に社会保険労務士事務所を開業しました。

1年ちょっと仕事をさせていただくなかで、世の中の専門性は

どんどん細分化されていっていることを感じています。

「多様化」と言っても良いと思います。

 

社会保険労務士事務所といえば、多くの方がイメージされる

ように一昔前までは給与計算と労働・社会保険の手続きを会社

(人事部)に替わって行うことを主な業としていました。

いまももちろんそれは変わらず、1号業務として大きな柱に

なっています。

 

変わってきているのは、社労士の企業への関わり方で、

以前は一社の顧問として、一事務所が労務管理全般を

任され、受けることが多かったですが、最近では得意分野を

活かして一社に2~3事務所の社労士が関わっていることも珍しく

なくなってきました。

 

給与計算や労働・社会保険の手続きは顧問として依頼し、

助成金を申請したいときには、助成金業務を得意とする

社労士、人事制度の導入はまた別の社労士に、というように

効率の良い使い分けが増えています。

 

そのニーズに対応するように、いわゆる3号業務のなかで、

自身の得意分野の専門性・強みを極める社労士事務所

どんどん出てきています。

 

私が尊敬している先輩の女性社労士も、これから開業する

のであれば、専門性を極めなさいとアドバイスしてください

ました。

この本を読んで、そのおっしゃっていた意味を改めて強く

考えさせられました。

 

この本を読む前でしたが、先日、社会保険労務士事務所えみたす

のホームページを作り直しました。

 

事務所概要に掲げている、

社会保険労務士として「職場環境の整備・改善」を

 

キャリアコンサルタントとして「職場内対話の促進」を

 

ダイバーシティコンサルタントとして「職場変革の支援」を

 

弊所の専門性はここに集約されます。

 

2017年にダイバーシティを勉強し、女性・高齢者・障害者・

外国人・LGBT・・・と働く人々が多様化するなかで、企業の

人財活用や労務管理は今後どうなっていくべきかを学びました。

 

経営層がダイバーシティを「経営課題の1つ」として捉えられるか。

これが今後の大きな転換点になっていくと確信しています。

ダイバーシティコンサルタントでもある社労士として、

このことを広く知っていただくため、提案していきたいと

考えています。

 

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