出産・子育て期女性のやる気につながる職場づくり

6月24日(日)に港区男女平等参画センター リーブラで

講演をさせていただきました。

 

以前このブログでもご紹介した助産師の長坂さんが

理事長を務めるNPO法人 妊婦のくらしの企画運営で

行われたセミナー「いまどきの共働き世代の”ワーク・

妊婦・バランス”を考える」の中で、「出産・子育て期

女性のやる気につながる職場づくり」をテーマにお話

しました。

 

講演では、

1.出産・育児に関する国の法整備

2.企業の成功事例

の2本立てで、そこから出産・子育て期にある女性が

活き活きと働くことができる職場づくりの成功のポイントを

探りました。

 

男女雇用機会均等法の施行から30年経ってもなお女性活躍

といわれる職場を取り巻く環境は、どのような社会的背景や

それに伴う法改正によって現状に至っているのか、これまで

の国の法整備を追いながら、現在の産前産後・育児休業の

諸制度についても触れました。

 

うまくいっている企業に共通するポイントは、

・育児や介護と仕事を両立せざるを得ない労働者の制約を

受け容れる。(勤務時間や場所、転勤できない等)

・働き続けることができるように配慮してくれた会社に

対して、恩返ししたいという気持ちが高まる。

・周囲の労働者にも安心感が芽生え、助け合いの風土が

醸成される。

・明るい雰囲気、風通しの良い職場になる。

・妊娠、出産、子育て期にある女性だけでなく、すべての

社員にとって働きやすい会社である。

 

このように良いスパイラルが回っています。

 

一方、うまくいっていないところでは負のスパイラルが

回っています。

・固定観念や性別役割分担意識が根強く、制約を

受け容れられない。

・サボっている(ように見える)オジサンが高収入。

・育児や介護と仕事を両立する労働者の不満が募り、

モチベーションが低下する。

・女性や高齢者は補佐的な人材という考えがある。

・人財が辞めていく。

 

このようなお話をさせていただきました。

当日印象的だったのは、会場に妊婦さんやご夫婦で

参加された方が多かったことです。

出産前から、また、パートナーと一緒に学ぼうと前向きな

参加者の皆さまを見て、企業側も前のめりに労働者の

仕事と育児の両立を考えていかなければならない時代に

なったと感じました。

 

「法律で決まっているから」「コンプライアンスだから」

と規則と制度だけがあっても、それが自社の労働者の実情

に沿ったものでなければ、絵に描いた餅になってしまいます。

これからは画一的な規則・制度を脱却し、どこまで1人ひとりの

労働者に寄り添えるかが鍵となってきます。

 

本日、働き方改革関連法が成立しましたが、いよいよ

”働いてもらい方改革”の時代になってきたと考えています。

 

「社員が会社の都合に合わせる働き方」から「会社が

社員の都合に合わせる働いてもらい方」へいかに舵を

切り、転換を図っていくことができるか。

経営者・管理職という立場にある方の強いリーダーシップ

と変革への決意と実行力が求められています。

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