ワーク・妊婦・バランス

一昨日2月26日、ご縁があってWFMの例会に参加させて

いただきました。

 

WFM:Women’s Facility Management

「女性の意見をもっとオフィスづくりに反映していくべき

では?」このような考えから、オフィスづくりに関わる

女性たちがオフィスづくりについて勉強する会として発足

 

テーマは、『ワーク・妊婦・バランス』~妊娠・出産をマネジメントする~ 

ワークプレイスでの妊婦さんや子育て中の女性に対して、ご本人が、

また周囲(上司や同僚)が、どのように考え行動すれば、お互いに、

快適に安全に仕事をすることができるのか。

みんなで知恵を出し合いましょう。 

 

というものでした。

 

参加者は、子育てしながら働いている女性、妊娠中の方、

管理職の方、企業の人事総務ご担当者等など老若男女問わず

様々な方が集まり、それぞれの視点から意見を交わし合い、

有意義なディスカッションがもたれました。

 

そして何より特徴的だったのが、お子さん連れで参加されて

いる方がいらっしゃり、子どもたちの笑い声や遊ぶ声に

包まれながらのセミナーだったということです。

 

この例会で講演を担当された長坂桂子さんのお話が大変

興味深かったです。

長坂さんは日本で唯一、母性看護専門看護師+看護学博士号を

お持ちの助産師さんで、ご自身も2人のお子さんを育てて

いらっしゃいます。 NPO法人妊婦のくらしの理事長も

されています。

 

講演の内容は、

「社会の変化と働き方」「企業の課題である人手不足」

「妊婦が働く現状」「働く女性のキャリア(マミートラック)」

と幅広いものでした。

 

助産師という立場で様々な妊婦さんとの関わりから得たご経験を

踏まえたお話は、とてもわかりやすかったです。

 

なかでも、妊娠・出産は体調の変化や家庭の状況もなにもかも

一人ひとり違うということ。経験してみないと実際のところは

わからないことも多く、先の見通しが立てにくいということが

印象的でした。

 

つわりで本当に体調が辛いときには、まだ職場への妊娠報告を

しておらず、なかなか休めない状況にある。

一方で安定期に入り、妊娠報告をすると、職場からの配慮で

休めたり、業務の軽減をしてもらえたりするが、体調は落ち着き

始めてきて、もう少し仕事できるのになぁと思いながらも、必要

以上に「やらなくていいよ」「無理しないでいいよ」と言われて

しまうといった噛み合わない状況が多々起こっているとのことでした。

 

参加者のなかで、管理職の立場にある男性は、「妊婦さんが働く現状に

ついて今日初めて知ったことがたくさんあった」「職場の女性社員から

妊娠報告を受けた際に、どこまで何を配慮すればよいのかわからない」

とおっしゃっていました。

 

一人ひとり妊娠の経過も体調も異なる以上、制度的な対応というより、

いかに個々が必要とする対応に企業・組織として寄り添えるかという

ことが、これから一層求められるのだと感じました。

また、そこには「対話」が必要なのだと思います。

 

男性の方からすると、とかく妊娠・出産については、「わからない」

と触れずにおこうとしてしまいがちですが、妊娠された社員の方と

できるだけ対話をもって、少しでも働き続けやすい環境を整えて

いけると良いですね。

 

経営も仕事も、いまやこれだけやっていればいいという時代では

ありません。世の中の変化のスピードが速く、先の見通しが立たず、

正解の見えないなかで進んでいくしかありません。

 

妊婦さんも、今後体調がどうなっていくのだろう、いつまで働くことが

できるのだろう、育休復帰後の仕事はどうなるのだろう、私のキャリアは?

と、先の見通せないなかで悩み、考えています。

 

なんだかベクトルは一緒なんじゃないかな。

もっと寄り添えるんじゃないかな、お互いが対話をもって力を発揮

し合うことができたら、大きなパワーになるんじゃないかな。

と感じたセミナーでした。

One Response to “ワーク・妊婦・バランス”

  1. 長坂桂子 より:

    2月の講演では、大森さんとお会いできたこと、当団体にとっても大きな実りの一つでした。遅ればせながら、今、この記事に気づきました。今後ともご指導ください!よろしくお願いします。

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